変革参謀 -当事者が語るリアル-

番組解説
経営コンサルタントをキャリアの起点に、投資家(政府系再生ファンド)、経営者(上場企業代表取締役、海外会社トップ)を経て再度経営コンサルタントに戻った田村誠一。大手電機メーカーから経営コンサルタントを経て上場外食企業で代表取締役社長までを担い、再び経営コンサルタントに戻った野本周作。経営コンサルタントながらも変革をリードしてきた『当事者』としての視点を持つ2人が「企業変革とは何か」「企業変革のリアルとは」について語り合うトーク番組。

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ローランド・ベルガー公式サイト
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■Speaker:
田村誠一(ローランド・ベルガー シニアパートナー)東京大学経済学部経済学科卒業、ノースウェスタン大学経営大学院(ケロッグ・スクール)アドバンスド・ビジネス・マネジメント・プログラム修了。外資系コンサルティング会社において、製造、流通・小売、運輸・旅行サービス業界の大手企業を中心に各種戦略立案、とりわけ、業界の枠を超えた新事業領域の創出と立上げを数多く手がけた後、企業再生支援機構に転じ、マネージング・ディレクターとして投融資案件責任を負うと同時に、投融資先企業3社の取締役としてハンズオン再生に取り組み、いずれもV字回復を果たす。その後、JVCケンウッドの代表取締役兼執行役員副社長として、中期計画の立案と遂行を主導、事業構造転換に向けた事業買収・売却を統括、更に、日本電産の専務執行役員として、海外被買収事業のPMIと成長加速に取り組むなど、企業経営経験を積んだ後、コンサルティング業界に回帰、ローランド・ベルガーに参画。参謀、投資家、経営者の3つの経験を統合し、クライアント企業の真の価値向上に繋がるコンサルティングに日々努めている。

野本周作(ローランド・ベルガー プリンシパル)慶應義塾大学理工学部管理工学科卒業。グロービス経営大学院経営研究科経営専攻(MBA)修了。大手電機メーカーを経て、ローランド・ベルガーに参画。その後、ホスピタリティサービス会社、PEファンド投資先企業を経て、上場外食企業で執行役員・COO・CEOを務めた後、ローランド・ベルガーに復職。家電、小売・流通、外食、ホテル、サービス等の消費者向け産業を中心に、中期計画策定、海外進出戦略策定、デジタルを含むマーケティング戦略策定、デジタルを活用したオペレーション改善、事業デューディリジェンス、PMI(買収・合併後の統合)、ターンアラウンド、ロビイング等、戦略策定から実行までの幅広い経験を豊富に有する。上場企業の経営者としてのターンアラウンド経験も活かし、クライアントの真の企業価値向上につながる実効性の高いコンサルティングをモットーとする。

■ファシリテーター:
森 洋平
■制作
ローランド・ベルガー Marketing & Communication Div.
株式会社カラビナハート https://www.karabinaheart.com
knock'x Media(ノックス メディア) https://podcastjp.com/knockxmedia/

変革参謀  -当事者が語るリアル-

Latest episodes

Ep.29 M&Aと変革

Ep.29 M&Aと変革

22m 15s

本日のテーマは「M&Aと変革」です。

■トークの内容
M&Aによる変革は自社における変革よりも難しい / 自社の本業を強化するための買収 / 新事業領域を持つための買収 / なにをどこまで統合するのかの検討 / 買収先の企業ステージの違い / 国内企業・海外企業における違い / PMIの落とし穴 / すぐに人・組織に目を向けず、より事業・製品・サービスに目を向けるべき / まずはゴール(当初目的)に向かって邁進する / 配慮は必要、遠慮は不要 / 第三者的人材の有効性 / 配慮と遠慮のバランスを取った組閣の重要性 など

Ep.28 組織文化を変えるポイント

Ep.28 組織文化を変えるポイント

25m 12s

本日のテーマは「組織文化を変えるポイント」です。

■トークの内容
組織文化は変えられる / 受注中心から施工中心へ / KPIを追いかける、数字がついてくる、予算クリア、成功体験を積むことでの変化 / 更衣室が業績改善のバロメーターに? / 定期的な検査と規律の維持にポイントが / ルールだからやる、だと柔軟性が失われる? / フェーズ、時と場合によってリーダーシップは変えるべき / 型がないところに型が与えられた次のフェーズにどう進むのか / 守破離の考え方 / 展示会での話 / 現状維持バイアスをどう乗り越えていくのか? / 目の前の変化に気づくのは現場、大きな変化に紡ぐのは経営陣、組織全体で変化して行くこと / センサーの役割とかき混ぜるする役割がある / 社長が変わるワケ など

Ep.27 デジタルを活用した変革の勘どころ

Ep.27 デジタルを活用した変革の勘どころ

25m 6s

本日のテーマは「デジタルを活用した変革の勘どころ」です。

■トークの内容
デジタルや技術革新から変革が始まるケースもある / 使えるものはすべて使う心構えで行く / コスト構造は変えられない、オペレーションを工夫する / 外食産業での例:モバイルオーダーでの話 / それまでの世界より楽しくオーダーができる体験づくり / 働き方改革 / クラウドカメラを活用したデータ収集、改善 / データ取得と補完の方法を自動化=チェック作業の効率化に / 製造業での例:ITやデジタル化の話=業界の取組の歴史に近い / 開発・製造過程のシミュレーションのバーチャル化 / アンケート調査での話:AI人格に聞いてみる(人による回答よりも正確かもしれない、可視化もできる、その後の広がりまで可視化できるかもしれない) / とりあえずやってみるの精神 / 変革=変革をしつづけようと企業の社員皆が思える組織になること / 組織のOSのデジタル化が重要 / ドラえもんの話 / 妄想力と実行力 など

Ep.26 変革をどこから始めるべきか

Ep.26 変革をどこから始めるべきか

22m 45s

本日のテーマは「変革をどこから始めるべきか」です。

■トークの内容
どこから手を付けて行くべき? / 切り込み方4つ / ①ゴール・着地点を示す、ビジョン起点の始め方 / ②向かいたい方向に向かうために組織から考える / 評価指標も変える / ③業務のルール・手順・ツールをやりやすくする / 現場主導型のビジネスでは有効かも / ④共通の価値観・行動指針を再定義することから始める / リーダーの見定めが重要(長年在籍してきたリーダー、外から来たリーダーなど立場が異なる) / ソフトから入る / 小売り・サービスなど人の手を介在することで価値を出すビジネスにおいては納得感、心の原動力が必要 / 理念が根付いている企業では、そこに触れて行くとメーカー等でも変えて行ける / パナソニックグループ経営方針における「綱領」/ 納得感を醸成すると同時に他の要素変革をやって行く / 歴史もあり技術や研究開発、モノづくりに立脚した企業では、やはり社員の誇りや働く意義もあるケースでは立ち返るところがあることの重要性 / やる気スイッチの模索作業 など